なぜこの時期に体調を崩すのか?仕事のパフォーマンスが落ちやすい「共通点」5つ
- 水谷 友洋

- 1月31日
- 読了時間: 4分
「毎年この時期になると、なぜか体調を崩す社員が増える」
「欠勤まではいかないが、集中力や判断力が明らかに落ちている」
人事・総務の立場で、こうした感覚を持ったことはないでしょうか。
実は、体調を崩しやすい時期には個人の体質や気合の問題ではない、共通した背景があります。それは、生活リズム・仕事環境・無意識の行動が重なりやすいタイミングで起きています。
この記事では、不安を煽るのではなく、「なぜその時期に不調が増えやすいのか」「企業としてどんな視点を持つとよいのか」を、実務目線で整理していきます。
第1章|季節の変わり目に体調を崩しやすい理由

なぜ起きるのか(背景・仕組み)
季節の変わり目は、
・気温
・湿度
・日照時間
が短期間で変化します。
体はこれらの変化に合わせて、自律神経やホルモンバランスを調整していますが、急激な変化が続くと適応が追いつきません。
その結果、「なんとなくだるい」「寝ても疲れが取れない」といった状態が増えやすくなります。
職場でよくある具体例
・朝晩の寒暖差が大きく、服装調整が難しい
・空調設定が季節に追いついていない
・在宅勤務と出社が混在し、生活リズムが乱れる
今日から意識できる視点
「季節だから仕方ない」と片付けず、体が調整に負荷を感じやすい時期だと認識することが第一歩です。
第2章|繁忙期・異動・環境変化が重なるタイミング

なぜ起きるのか
体調不良は、必ずしも「忙しさ」だけが原因ではありません。
環境の変化 × 緊張状態の継続が重なることで起きやすくなります。
新しい役割、人間関係、業務内容に適応しようとすると、無意識にエネルギーを消耗します。
職場でよくある具体例
・異動直後は元気だが、1〜2か月後に不調が出る
・繁忙期後半にミスや判断遅れが増える
・管理職が不調を自覚しないまま無理を続ける
今日から意識できる視点
環境変化があった時期は、「頑張れているか」より「回復できているか」を見る視点が重要です。
第3章|睡眠・食事・運動が同時に崩れやすい時期

なぜ起きるのか
体調を支えているのは、睡眠・食事・運動のバランスです。
忙しい時期ほど、
・就寝時間が遅くなる
・食事が簡略化される
・運動量が減る
という三重苦が起きやすくなります。
職場でよくある具体例
・残業が続き、朝の回復が追いつかない
・会食や外食が増え、胃腸が疲れる
・デスクワーク中心で一日ほぼ動かない
今日から意識できる視点
完璧を目指す必要はありません。
「崩れた前提で、どこを最低限守るか」を考えることが現実的です。
第4章|「大丈夫そうな人」ほど崩れやすい構造

なぜ起きるのか
責任感が強く、我慢強い人ほど、不調を自覚しにくい傾向があります。
「まだ動ける」「迷惑をかけられない」という判断が、結果的に回復のタイミングを逃します。
職場でよくある具体例
・欠勤しないがパフォーマンスが落ちている
・イライラや判断ミスが増える
・周囲から見て初めて不調に気づく
今日から意識できる視点
体調管理は、個人任せにしすぎない設計が重要です。声を上げなくても整えやすい環境づくりが鍵になります。
第5章|筆者の考え
体調を崩しやすい時期に共通しているのは、「特別な原因」ではありません。
むしろ、誰にでも起こり得る小さなズレの積み重ねです。
多くの企業で見てきたのは、「不調が出てから対処する」構造が根強いということです。しかし実際には、不調の兆しはもっと前から現れています。
眠気が強い集中が続かない判断に時間がかかる
これらはすべて、体調が落ち始めているサインです。
重要なのは、社員に「頑張れ」と言うことではなく
頑張らなくても崩れにくい設計を用意することだと考えています。
健康は気合や根性ではなく、仕組みと理解で安定させるものです。
体調を崩しやすい時期の共通点を知ることは、欠勤を減らすためだけでなく、日々のパフォーマンスを安定させるための投資でもあります。

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